航空自衛隊パイロットに必要な視力
航空自衛隊のパイロットに必要とされる視力の基準や、現代の戦闘でのパイロットの目の役割について解説しています。
航空自衛隊パイロットに必要な視力
航空自衛隊のホームページによると、パイロットになる為の必要な視力の基準は
- 遠距離視力裸眼で両目ともに0.2以上
- 矯正視力で1.0以上
- 近距離視力裸眼で1.0以上
となっています。【参考:http://www.mod.go.jp/asdf/faq/】
遠距離視力とは遠くに置いた視力表で計測する視力のこと。近距離視力とは近くに置いた視力表で測る視力のことです。
上記の基準に満たない場合は基準を満たすように視力を上げていかなければなりません。
矯正でもいいの?
眼鏡をかけているパイロットもいます。なので矯正することに奥目に感じる必要はありませんよ。ただ彼らがかけている眼鏡は少し特殊加工してあります。
確かに昔のパイロットは目が命で裸眼の視力が重要視されましたが、現在はレーダーやセンサーの性能が上がったのでパイロットよりも戦闘機の目が重要視されています。
現代の戦闘はもはや空対空戦闘でも目視外からの攻撃が主流になっていますので、パイロットの目に頼ることがあまりないのです。
空対地攻撃の場合であっても目視で照準を合わせるのではなく、赤外線センサーなどで得た情報をもとにディスプレイに表示される画像から狙いを定めます。
コンタクトじゃ駄目なの?
コンタクトをしている人はほとんどいないようです。Gがありますので、万が一ズレルなどした場合上空で直すのは難しいからだそうです。