自社養成パイロットの訓練内容

自社養成パイロットの訓練内容について気になる人が多いみたいです。

 

今回はANAの自社養成パイロットの訓練を例にどのような内容や期間なのか紹介したいと思います。

 

訓練の期間は?

自社養成パイロットの訓練の期間は全体で4~5年以上にも及びます。

 

最初の1〜2年は地上配置、そして約1年7カ月もの基礎訓練ののち、約10カ月の副操縦士昇格訓練を経てようやく副操縦士になれるのです。

 

訓練内容

この訓練の目的は下記6工程の中で

 

  • 事業用操縦士
  • 計器飛行証明
  • 航空無線通信士

 

という3つの国家資格をとることを目的としています。

 

 

1.地上配置
自社養成パイロットとして採用されてもいきなり空へは飛べません。まずは旅客や営業、整備部門などなど地上での業務を覚えます。

 

2.学科訓練
東京にて学科訓練を開始します。事業用操縦士学科試験の合格を目指します。

 

3.実機訓練
学科試験に合格したら実機訓練です。実機訓練はアメリカにて約10ヵ月間行います。事業用操縦士技能証明の取得を目指します。

 

4.学科訓練
再び日本に戻り東京にて学科訓練を行います。計器飛行証明学科試験の合格を目指します。

 

5.実機訓練
再びアメリカに戻り実機訓練をします。計器飛行証明実地試験に合格、陸上多発限定の取得を目指します。

 

6.副操縦士昇格訓練
副操縦士になるために路線訓練や実機訓練、学科訓練、シュミレーターなどを行います。

 

フライトシュミレーターというのは多くの人がテレビなどで一回は見たことあるのではないでしょうか。

 

これは飛行機の搭乗体験をするために、飛行状況をシュミレータする装置のことです。航空法用語では模擬飛行装置と呼ばれています。

 

▼こんな感じですね▼