パイロットの機長になれる年齢
パイロットの機長は航空搭乗員の最高責任者です。多くの乗客の命を預かる仕事ですからそう簡単になれる役職ではありません。では大体何歳くらいの年齢で機長になれるのでしょうか。
機長になれるまでの年齢
一応法的には21歳以上でなれることになっていますが、実際機長として働けるようになるには訓練を開始してから15年ほどもかかるといわれています。
なので一般的には早くても40歳前後で機長になることが多いようです。30代後半で機長になれれば早いほうですね。
例えば自社養成でANAに入社し、副操縦士になれるまでは4~5年くらいは訓練期間が必要になります。
さらにそこから約10年もの経験を積み、国土交通大臣に安全な航行を行う上で必要な技能と知識を有すると認定されれば晴れて機長になることができるわけです。
航空大学校卒のほうが有利?
自社養成よりも航空大学校を卒業してからのほうが2年ほど早く機長になれます。これは航空大学校卒のほうが、在学中に資格を取得するため訓練期間が短いからです。【関連記事:航空大学校に入学するには】
まあどの道何億とする飛行機と何百人の命を預かる仕事ですから、やはりそれなりの経験年数が必要になります。
子会社の場合はもう少し早く機長になれる場合もあるようですけどね。