パイロットになるには視力はどれくらい必要?

パイロットを目指す人の多くが気にする「視力」についてのお話です。

 

パイロットになるにはどれほどの視力が必要なのか。裸眼じゃないと駄目なのか。そういった所を詳しくお話しています。

 

エアラインの場合

現在のエアラインパイロットの航空身体検査(第一種)では裸眼だろうと矯正だろうと基準は以下の通りです。

 

各眼の矯正視力が1.0以上であること。
各眼の屈折率が−5.5〜+2.0ジオプトリー内であること。
(JALHPより引用:http://press.jal.co.jp/ja/release/201401/002779.html)

 

自衛隊の場合

航空自衛隊の航空学生、飛行幹部候補生に関しましては以下のような基準になっています。

 

遠距離視力裸眼で両眼とも0.2以上で、 かつ矯正視力が1.0以上、近距離視力裸眼で両眼とも1.0以上(航空自衛隊HPから引用:http://www.mod.go.jp/asdf/faq/)

 

よく勘違いされる方がいますが、裸眼じゃなくても矯正で基準を満たしていればOKなんですよ。

 

 

裸眼視力が理由で試験が受けられない時代は一昔前に終わりました。

 

ただエアライン・自衛隊双方とも、レーシックを受けてしまっていたら試験を受けること自体厳しくなりますのでそこのところは知っておいてください。

 

パイロットになれない可能性が高いケース
・身体に障害を抱えている人。
・呼吸器系が万全ではない人。
・目の屈折矯正手術(レーシック)をした場合。

 

英語力について

JALやANAの自社養成パイロットの募集要項には「英検2級以上」が必要と記されています。勿論今後基準が変わる可能性はあるでしょう。

 

学力よりも大切なもの

パイロットには学力よりも社会対応力が求められます。学生のうちから人間力を高める為に自己研鑽に励むことをおすすめします。