パイロットの引退年齢は?定年退職はいつ?

パイロットは男ならだれもが一度は憧れたことがある職業なのではないでしょうか。ですが時の流れは残酷なもの。いずれは引退せねばなりません。エアラインや自衛隊パイロットの引退年齢について解説しています。

 

 

 

エアラインのパイロットの場合

エアラインのパイロットならば65歳くらいまで飛ぶ人は多いです。とくに最近と今後はパイロット不足問題が深刻化してきた影響で再雇用と定年退職の引き延ばしの傾向が強まってきましたね。

 

エアラインのパイロット不足は本当に深刻で、2030年には現職のベテラン機長が一斉に定年退職してしまうといわれています。

 

なので若手の育成に力を入れるとともに、規制を緩めるなどして少しでも人材が補充できるまでの時間稼ぎに躍起になっています。【関連記事:パイロット不足の理由や対策】

 

自衛隊のパイロットの場合

戦闘機乗りならば40歳くらいまでです。エアラインと違って60歳を超えてまで戦闘機に乗ることはありません。

 

やはり年齢的に衰えてきますので、40を超えるあたりには現役を退きます。ただ定年退職する年齢では全くないので、教官職につく傾向にあります。

 

中には30代であっても腰痛が治らずに戦闘機乗りから輸送機や救難機へと転換される人もいます。やはり体の健康がそのままパイロット生命に直結しています。

 

輸送機や救難機の場合は戦闘機ほどの加速度もGもなく、身体的負荷が少ないのでもう少し現役は長くなります。