パイロットの血液検査の基準
パイロットの身体検査において血液検査で引っ掛かってしまう人は結構多いです。パイロットと血圧の制限についてお話しています。
パイロットと血圧
結論からいえば「収縮期血圧160mmHg未満、拡張期血圧が95mmHg未満」が基準となります。また起立性低血圧・動脈硬化がないことも条件です。
起立性低血圧
急に立ち上がった時に起こる症状のこと。低血圧で血圧維持が不十分なために立ちくらみやふらつき、頭痛といったことが起こる。
動脈硬化
動脈の内側にコレステロールがたまり、血液の通りが悪くなってしまうこと。これにより酸素供給が滞ってしまいます。
このように血液に関する疾患は色々ありますので、少しでも怪しいと不適合になる可能性もあります。
気圧変化が激しい飛行機を安全に乗りこなすには健康な血液じゃないといけないのです。
健康な血液造りは日頃の意識がとても大切です。食事や運動、生活習慣など全てが反映されるからです。
高血圧と診断されたなら
試験前に自主的に検査を受けるなどして自分の血圧については調べておきましょう。高血圧の要因で最も多いのが「塩分の摂りすぎ」です。
したがって高血圧と診断されてまずやるべきことは「塩分制限」になります。ご飯を親に作ってもらっているのなら親の協力も必要になります。