旅客機パイロットになるには身体検査が必要?
パイロットになるための身体検査について解説しています。
パイロットの身体検査の内容とは
航空法においてはパイロットは「第一種航空身体検査証明」を持たなければいけないことになっています。
この証明には有効期限があり、機長ならば半年、副操縦士ならば1年で更新が必要になります。そしてこの証明が取れないと飛べなくなってしまうのです。
身体検査の詳細は航空医学研究センターのHPでご覧になれます【身体検査:http://www.aeromedical.or.jp/check/index.htm】
身体検査は厳しい?
この身体検査の通過基準はそれなりに厳しくなっています。安全なフライトには健康なパイロットの体が欠かせませんからね。
例えば鼻柱湾曲が重度の場合は身体検査に通らない可能性があります。
鼻柱湾曲の場合空気の通りが悪くなりますので、鼻づまりの原因になりかねないからです。
日常生活を送る上では何の問題もないこの身体的特徴ですが、気圧変化が激しい飛行機に乗る上では頭痛などの合併症を引き起こす可能性もあるのでNGとされています。
検査対策/自費で受けることもできる
この身体検査は試験以外でも自費で受けることが可能になっています。各地方にある航空身体検査指定病院というところで受けることができます。
この検査結果を知ることによって対策が可能になる部分もあります。例えば上述した鼻柱湾曲は手術で治すことができます。
視力に関して
パイロットに必要な視力に関しては【パイロットになるには視力はどれくらい必要?】の記事で解説していますので参考にしてみてください。